問題
, を自然数とする.第1象限内の曲線 と 軸, 軸とで囲まれる部分の面積を とする.
(1) を求めよ.
(2) であることを示せ.
(3) を求めよ.
出典:東京工業大学 1986年度 前期 理系 第5問
方針
曲線を と表して面積を積分で書く。(1) は直接積分する。(2) は とおいてから部分積分し,右辺の と同じ積分に直す。(3) は (1),(2) を使って に関する帰納法で を示す。
解答
(1)
第1象限では であり,曲線はと表される。したがって
である。
(2)
である。 とおくと であるから
となる。ここで部分積分を用いると
である。一方, について とおくと
である。よってが成り立つ。
(3)
であることを示す。
まず (1) よりであるから, で成り立つ。
ある自然数 について,すべての自然数 に対しが成り立つと仮定する。このとき (2) より
である。したがって数学的帰納法により,すべての自然数 についてである。