東京工業大学 1986年度
理系数学 第1問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 全類
- 分野
- 整数
- 解法
- 合同式、約数・倍数、剰余分類
- 難易度
- 3 / 10 計算量 2 / 10 目安 5分
問題
整数 an=19n+(−1)n−124n−3 (n=1,2,3,…) のすべてを割り切る素数を求めよ.
出典:東京工業大学 1986年度 前期 理系 第1問
方針
すべての an を割り切る素数は,特に a1 と a2 を割り切る。まずこの2項から候補を絞り,残った候補について合同式で任意の n に対する割り切りを確認する。
解答
まずa1=19+2=21,a2=192−25=361−32=329である。すべての an を割り切る素数は 21 と 329 をともに割り切る。
329=7⋅47 であり,21=3⋅7 であるから,候補は 7 だけである。
実際,法 7 で考えると 19≡5≡−2(mod7) であり,また24n−3=2(24)n−1≡2⋅2n−1=2n(mod7)である。したがって
an≡(−2)n+(−1)n−12n=(−1)n2n+(−1)n−12n=0(mod7)
となる。よって 7 はすべての an を割り切る。
以上より,求める素数は 7 である。