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東京工業大学 1986年度
理系数学 第4問

問題

放物線 の頂点が曲線 上にあり,これらの2曲線の互いに相異なる共有点の個数が2であるとする.このとき,これらの2曲線で囲まれる部分の面積を求めよ.ただし, とする.

出典:東京工業大学 1986年度 前期 理系 第4問

方針

放物線の頂点が で,これが3次曲線上にあるので とおく。交点の 座標を与える方程式は必ず を根にもつ。これを因数分解し,異なる共有点が2個になる条件から を決める。あとは2つの交点間で上下関係を確認し,差を積分する。

解答

頂点 上にあるのでである。共有点の 座標はを満たす。整理するとである。この方程式は を根にもつから,左辺はと因数分解される。

二次式の判別式はであり, では正である。したがって二次式は異なる2つの実数解をもつ。共有点の個数が相異なるものとして2個になるには,この二次式の一方の根が と一致しなければならない。

よって,すなわち である。 より である。このとき であり,放物線は である。

2曲線の差をとると

である。したがって交点の 座標は であり, では だから,3次曲線が放物線の上側にある。

求める面積は

である。