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東京工業大学 1985年度
理系数学 第3問

問題

5つの円 がある。 は半径がそれぞれ1と の同心円である。 に内接し, と互いに外接する。 に内接し, と互いに外接する。 に内接し, と互いに外接する。ただし, の中心をそれぞれ とするとき, を通る直線に関して の反対側にあるものとする。

(1) 四辺形 の面積 を求めよ。

(2) の最大値を求めよ。

出典:東京工業大学 1985年度 前期 理系 第3問

方針

接円の半径と中心間距離を順に求め、 で四辺形の面積を表して微分する。

解答

(1)

の共通の中心が である。 の半径を とすると, に内接し に外接するから

である。よって である。同様に の半径も であり, である。また は外接するので である。

の中点を とする。三角形 は二等辺三角形であり,

であるから, である。

次に の半径を とする。 は直線 に関して の反対側にあるから である。 に内接することからである。また に外接するので

である。直角三角形 より

したがって である。

とおく。上の を代入するとであり,整理してを得る。 より

である。

四辺形 は三角形 と三角形 を合わせたものであり,共通の底辺は ,高さの和は である。よって

である。したがってである。

(2)

とおけば で,である。分子を展開して微分するとである。ここでであり, では第2因子は正である。したがって で増加し, で減少する。

よって最大は ,すなわち のときに生じ,最大値はである。