問題
1以上6以下の2つの整数に対し,関数 を次の条件(ア),(イ),(ウ)で定める.
(ア)
(イ)
(ウ)
以下の問いに答えよ.
(1) のとき,を求めよ.
(2) のとき,を求めよ.
(3) 1個のさいころを2回投げて,1回目に出る目を,2回目に出る目をとするとき,となる確率を求めよ.
出典:大阪大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問
方針
文系第3問と同じくとおき,帰納的に,を得る。これにより(1)と(3)はの評価と整数条件に帰着する。(2)はでなので,の周期12を使う。100項は12項周期8回と4項に分け,1周期の和が0であることを確認して残りだけ足す。
解答
とおく。定義から である。これを繰り返すと,正の整数について が成り立つ。したがって である。
(1)
のとき である。よって である。
(2)
のとき であるから,求める和は である。はについて周期12をもち,も周期2をもつので,積全体は周期12をもつ。
1周期分の和は である。実際,との項は
となり,互いに打ち消し合う。 なので,最初の4項だけを足せばよい。したがって
である。
(3)
は,すなわちの場合なので である。したがってとなる条件は が整数であること。 でこれを満たす順序つきの組は の8通りである。全事象は36通りなので,求める確率は である。