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大阪大学 2014年度
理系数学 第2問

問題

において定義された関数は次の条件(ア)(イ)を満たす.

(ア) のとき,すべての実数に対して不等式

が成り立つ.

(イ) に対して,等式

を満たす実数が存在する.

このとき,を求めよ.

出典:大阪大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

条件(ア)は、固定した に対して のすべての値以上であることを意味する。条件(イ)で等号を達成する が存在するので、 はその関数の最大値そのものである。そこで とおき、 から最大点が一意に決まることを確認して、 で解く。最後に最大点での を代入する。

解答

を固定し、 とおく。条件(ア)は、すべての実数 に対して が成り立つことを表している。さらに条件(イ)より等号を満たす実数 が存在するので、 の最大値である。

導関数を求めると であり、 である。したがって は単調に減少し、 を満たす点があればそこで最大値をとる。

最大点を求める。 より である。ここで とおくと すなわち となる。この2次方程式の解は であるが、 より、負号の解は負である。したがって であり、最大点の である。

この最大点では が成り立つ。実際、 だから、右辺の正の値として

となる。

よって最大値は

である。したがって である。