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大阪大学 2006年度
理系数学 第4問

問題

三角形の辺上にそれぞれ点をとり とする.三角形の重心が三角形の内部に含まれるための必要十分条件をを用いて表せ.また,その条件を満たす点はどのような範囲にあるかを座標平面上に図示せよ.ただし,三角形の辺上の点は,三角形の内部に含まれないと考える.

出典:大阪大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

を基底として,三角形 を座標平面上の三角形 と同じように見る。重心 は係数 ,点 に対応する。 が三角形 の内部にあるためには, の正の係数の和1未満の一次結合で表されることが必要十分である。そこから を得て, と合わせて図示用の範囲に直す。

解答

を基底として考える。三角形 の重心

である。また

である。

点が三角形 の内部にあるための条件は,ある正の数 によって

と表せることである。ここで辺上は内部に含まないので, はすべて厳密不等式である。

係数を比較すると であるから となる。したがって必要十分条件は すなわち である。もともと であるから,これと合わせたものが条件である。

図示のために の範囲に直す。 である。これを について解くには の符号に注意する。条件を満たすには が必要で,そのとき である。さらに も必要なので が必要である。これは と同値である。よって図示すべき範囲は である。座標平面では,単位正方形 の中で,曲線 の上側,かつ直線 の下側にある部分である。境界は内部に含まれないため,いずれも含まない。