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大阪大学 2006年度
理系数学 第2問

問題

直線で,直線で表す.直線のどちらの上にもない点をとる.点を通る直線が2直線とそれぞれ点で交わるとする.点を満たすようにとる.ただし,平面の原点である.直線を変化させるとき,点の軌跡はを漸近線とする双曲線となることを示せ.

出典:大阪大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

2直線 を新しい座標軸とみなすため, とおく。この座標では になり,点 は軸上の切片として扱える。ベクトル条件から の新座標 と切片の関係を出し, が直線 上にある条件を整理して を得る。最後に元の座標へ戻すと,漸近線が である双曲線になる。

解答

に対して とおく。この座標では,直線 ,直線 で表される。点 に対応する値を とおく。 のどちらの上にもないので である。

直線 の交点 座標を とすると, と表せる。また, の交点 座標を とすると, と表せる。点 の新座標を とする。ベクトル条件

は新座標でも成分ごとに成り立つので である。したがって である。

まず がともに0でない場合を考える。直線 は新座標平面で切片形 と書ける。点 がこの直線上にあるから である。分母を払うと であり,整理して を得る。

もし なら, で,直線 を通る。このときベクトル条件より であり,新座標では となるから,やはり が成り立つ。

元の座標で と書けば であるから,軌跡は すなわち である。 なのでこれは双曲線であり,,すなわち を漸近線にもつ。

逆に,この双曲線上の点 に対し, とおけば, のときは直線 ,そうでなければ切片 を結ぶ直線をとることで同じ点 が得られる。したがって点 の軌跡は,直線 を漸近線とする上の双曲線である。