問題
ををみたす実数とする.時刻における座標がで与えられるような動点を考える.が実数全体を動くとき,点が描く曲線をとする.が軸のの部分と交わる点をとする.以下の問いに答えよ.
(1) のとき,の座標を求めよ.
(2) が変化すると曲線も変化する.がの範囲を変化するとき,が通過する範囲を平面上に図示せよ.
(3) が変化すると点も変化する.の座標が最大となるような についての値を求めよ.
方針
(1) は を代入して の2次方程式を解き、 になる方の解を選ぶ。(2) は と のうち、まず を消去する。、 から を得て、 が存在する条件に直す。判別式が になるため、通過範囲は放物線の下側になる。(3) は (2) の通過範囲を 軸上に制限して最大値を読み、境界での 、、 を復元して を求める。
解答
(1)
のとき である。 軸との交点では だから、 すなわち である。これを解くと である。対応する はそれぞれ である。 は の部分との交点なので、求める 座標は である。
(2)
ある と によって点 が表される条件を調べる。与えられた式から である。両式を2乗して加えると となる。
ここで とおくと、条件は を満たす が存在することになる。整理すると である。この についての2次方程式の判別式は
である。
まず、点 が通過範囲に入るなら、実数 が存在するので が必要である。したがって でなければならない。
逆に とする。このとき で、 の2次方程式は実数解をもつ。また2解の和は であり、上の不等式から なので である。2解の積は である。したがって実数解は少なくとも一つ になる。実際、積が正なら2解は同符号で和が正だからともに正、積が0なら一方が である。
よって が通過する範囲は である。図示すると、放物線 を境界に含み、その下側全体である。
(3)
は 軸上の点なので である。(2) の範囲を に制限すると であり、さらに は の部分にあるから である。したがって の 座標の最大値は である。
この最大値は境界上の点なので、(2) の判別式は である。このとき の2次方程式は重解をもち、 より である。 を代入すると だから である。すなわち である。 の場合を考えると、 より である。また だから より であり、 である。したがって
である。 の場合は と がともに反対符号になるだけなので、 は同じ値である。よって求める値は である。
別解。 だけを直接追って (3) を解くこともできる。 では だから であり、 として である。さらに なので
ここで とおくと である。この2次式は で最大となり、最大値は である。よって での最大値は であり、このとき である。以後は上と同じく または両方の符号が反対の場合となるので、 が得られる。