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大阪大学 2005年度
理系数学 第2問

問題

正の整数に対してとおく.等式 が成り立つことを,数学的帰納法を用いて示せ.

出典:大阪大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

設問が数学的帰納法を指定しているので、まず を確認する。帰納段階では をそれぞれ計算し、同じ差 になることを示す。特に は分母の範囲がずれるので、消える項と残る項を明示して整理する。

解答

のとき である。したがって が成り立つ。

次に、ある正の整数 について が成り立つと仮定する。このとき であり、 との差は最後に増えた2項だけなので である。

一方、 であり、 である。共通する から までの項は差を取ると消えるから、

となる。

したがって である。帰納法の仮定 を用いると、 となる。

以上より、数学的帰納法によって、すべての正の整数 について が成り立つ。

なお、確認として左辺を2項ずつまとめると

であり、これは調和数を用いれば 、すなわち と一致する。ただし設問は帰納法を指定しているので、答案の中心は上の帰納法に置く。