問題
を3以上の自然数とする.点を中心とする半径1の円において,円周を等分する点を時計回りにとる.各に対して,直線,とそれぞれ点,で接するような放物線をとする.ただし,とする.放物線によって囲まれる部分の面積をとするとき,を求めよ.
出典:大阪大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
隣り合う2半径のなす角を とし、 とする。1つの区画だけを考え、角の二等分線を 軸、隣り合う接点を に置く。対称性から放物線は と書ける。接点を通る条件と、接線が半径 と一致する条件から を決める。1区画の面積は、上下対称性で2倍し、半径の直線と放物線の間を積分する。最後に 倍して極限を取る。
解答
とおく。隣り合う2つの半径のなす角は である。1つの区画だけを考え、角の二等分線を 軸に取ると、2つの接点を とおける。
この2点でそれぞれ半径に接する放物線は、 軸に関して対称である。したがって と書ける。点 を通るので である。
また、この点での接線は半径 と一致する。曲線 について だから、接線の傾きは である。 で接線の傾きは なので、 である。よって であり、先ほどの通過条件から である。したがって放物線は である。
この1区画の面積を求める。上半分 では、半径の直線は である。放物線はこの直線より右側にあるので、1区画の面積は上下対称性により
である。計算すると
同じ面積の区画が 個あるので、
である。したがって
である。