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大阪大学 2004年度
理系数学 第1問

問題

を自然数とする.

(1) 個の複素数 をみたすならば,不等式が成り立つことを示せ.

(2) 個の実数 かつをみたすならば,不等式が成り立つことを示せ.

出典:大阪大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

(1)では と置く。偏角が第1象限内にあるので であり、和の絶対値の2乗を展開すると交差項 がすべて非負になる。(2)では と置くと で、実部の和が条件により1になる。(1)を適用して を得る。正弦の和は非負なので平方根を取れる。

解答

(1)

とおく。 であるから、 は第1象限またはその境界上にあり、 である。

このとき

である。右辺を展開すると

ここで はすべて0以上なので、交差項はすべて0以上である。したがって である。

(2)

とおく。 だから、 であり、(1)を適用できる。また である。よって(1)より である。

一方、条件より であるから、 である。したがって

である。ゆえに となる。 なので、 である。よって平方根を取って すなわち が成り立つ。