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大阪大学 2003年度
理系数学 第4問

問題

数列 およびをみたすとする.

(1) を2以上の自然数とする.自然数が与えられたときをみたす自然数が存在することを示せ.

(2) を2以上の自然数とするときが成り立つことを示せ.

(3) とするとき,数列の一般項を求めよ.

出典:大阪大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

(1) は が限りなく大きくなることから、 を満たす最小の を取る。(2) は と単調性を組み合わせ、 が同じ長さ の区間に入ることを示す。(3) は として任意の で誤差が 未満であることから等号を得て、最後に も確認する。

解答

(1)

であるから、数列 は限りなく大きくなる。したがって、与えられた自然数 に対して を満たす自然数 が存在する。

そのような のうち最小のものを取る。この最小性より、 なら であり、 なら は条件 を満たさないので である。よって を満たす自然数 が存在する。

(2)

条件 を繰り返し用いると である。また なので であり、単調性から である。一方 だから である。

(1) で得た に対して が成り立つ。数列 は増加するので である。これを と書き直すと である。 で割って を得る。

一方、(1) の不等式に対数を取ると である。 より だから である。

したがって は、どちらも という長さ の区間に入る。よって が成り立つ。

(3)

(2) で とする。 について、任意の自然数 に対して が成り立つ。もし が0でないなら、その絶対値を として、 を取ると上の不等式に反する。したがって である。 より、 では である。また に代入すると より である。これは上の式に を入れた値 と一致する。よって一般項は である。