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大阪大学 2003年度
理系数学 第1問

問題

を正の実数,とする.ただしは虚数単位である.また,複素数の列 で定める.

(1) が実数になるための必要十分条件はが6の倍数であることを示せ.

(2) 複素数平面で原点をとしを表す点をとする.であるようなについて,が直角二等辺三角形となるようなを求めよ.

出典:大阪大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

まず漸化式の指数部分だけを追い、 を求める。(1) は偏角 の整数倍になる条件に直す。(2) は の長さと、原点での角 を使い、直角二等辺三角形では原点の角が または に限られることから候補を絞る。

解答

(1)

と書く。条件 より であり、漸化式 から である。したがって となる。よって である。 が実数であるための必要十分条件は、偏角 の整数倍であることである。すなわち であり、これは と同値である。 だから、 と同値である。したがって である。

(2)

の原点からの距離は である。また の偏角の差は である。 では なので、これがそのまま である。

直角二等辺三角形の角は である。したがって、原点 の角が直角である場合は が必要である。しかしこれは を与え、整数 は存在しない。

よって原点の角は でなければならない。したがって より を得る。

このとき である。原点の角が の直角二等辺三角形では、原点から出る2辺の長さの比は である。したがって となる。

以上より

である。