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大阪大学 2002年度
理系数学 第5問

問題

平面上に原点を中心とする半径1の円と点を中心とする半径1の円がある.ただしとする.円軸との交点をとし,を通り軸と平行な直線をそれぞれとする.2直線ではさまれた領域の部分で,円の外部で円の内部であるものを,円の外部で円の内部であるものをとする.いま,をそれぞれ軸のまわりに1回転させてできる回転体の体積をとする.

(1) をそれぞれを用いて表せ.

(2) の範囲を動くとき,の最大値を求めよ.

出典:大阪大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

, と置く。円 軸の交点は で、対象はこの範囲の縦断面で考えられる。 とすると、 の上端は の上端は 、下端は である。 の回転断面は外半径 、内半径 の差、 は外半径 、内半径 の差として積分する。最後は を微分して最大化する。

解答

(1)

とおく。 より である。

は中心 、半径1の円だから、 軸との交点は を満たす。したがって交点の 座標は であり、2直線 にはさまれる範囲は である。

この範囲で とおく。円 の上端は 、下端は である。また円 の上端は 、下端は である。 では なので、 である。

まず は、円 の内部で円 の外部にある部分である。縦断面で見ると、上側に の部分が現れる。これを 軸のまわりに回転すると、断面積は である。したがって である。

ここで である。これは単位円の面積を、中心角または の置換で計算すれば得られる。よって

であり、 となる。すなわち

である。

次に は、円 の内部で円 の外部にある部分である。縦断面では下側に の部分が現れる。これを回転すると、外半径は 、内半径は であるから、断面積は である。よって となる。上の積分値を用いると である。

したがって である。

(2)

とおく。すると であるから である。 では なので、符号は で決まる。 を用いると、 すなわち と同値である。このとき である。 はこの点まで正、その後負になるので、 はここで最大となる。よって

である。