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大阪大学 1993年度
理系数学 第1問

問題

負でない整数の組 を満たすとき,以下のことを示せ.

(1) に対し,は2で割り切れる.

(2) を9で割った余りはのいずれかである.

(3) は18で割り切れる.

出典:大阪大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

(1)は, が偶数なら積が偶数, が奇数なら次の項 が偶数になる,という偶奇の連鎖で示す。(2)は整数の3乗を9で割った余りが に限られることから, の余りを決める。(3)は の余り を順に追い, のどれかが9の倍数になることを示す。最後に(1)から2の倍数であることを合わせ, が互いに素であることを使う。

解答

(1)

が偶数なら,積 はただちに偶数である。 が奇数なら, も奇数であるから は偶数である。したがって, が偶数の場合も奇数の場合も,少なくとも一方の因数が偶数になる。よって に対して成り立つ。

(2)

整数を9で割った余りだけを見ればよい。余り の3乗を9で割った余りは,必ず のいずれかである。実際,3の倍数の3乗は9の倍数であり,それ以外の余りを調べても または になる。

したがって を9で割った余りは を9で割った余りである。すなわち, を9で割った余りは のいずれかである。

(3)

(2)より, を9で割った余りは のいずれかである。 のときは, 自身が9の倍数なので, は9で割り切れる。 のときは であり,さらに である。したがって が9の倍数である。 のときは である。したがって が9の倍数である。

以上の3場合すべてで, は9で割り切れる。また,(1)を に用いれば は2で割り切れるので, も2で割り切れる。 は互いに素であるから, で割り切れる。