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大阪大学 1991年度
理系数学 第1問

問題

放物線と直線を考える.この放物線と直線は2交点をもち,座標の差の絶対値は1であるという.ただしとする.放物線の一部である弧上の点と直線の距離の最大値をとする.

(1) を用いて表せ.

(2) を最大にするの値を求めよ.

出典:大阪大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

放物線と直線の縦方向の差 を作り,二つの交点の 座標を と置く。点と直線の距離は で表せるので,弧 上での最大距離は,二次式 の絶対値の最大に帰着する。根の差が であることから (1) の を出し,(2) では を最大化した後,判別式から を決める。

解答

(1)

放物線と直線 の縦方向の差を とおく。交点 座標を とすると, であり,条件より である。また だから と書ける。

放物線上の点 と直線 ,すなわち との距離は である。

上では の間を動く。この区間で は,二つの根の中点 で最大となる。その値は

である。 より であるから となる。

(2)

(1)より, を最大にするには を最大にすればよい。これは正なので,二乗して の最大を調べる。 とおくと であり, である。ここで より だから である。等号は のとき,すなわち のときに成り立つ。

次に,このときの を求める。 のとき である。この二次方程式の判別式を とすると,二つの根の差の絶対値は である。条件より根の差は だから である。一方, なので を得る。したがって である。

以上より, を最大にする値は である。