大阪大学 1989年度
後期・理系数学 後期 第5問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分
- 解法
- 体積計算、場合分け、微分による最大最小
- 難易度
- 8 / 10 計算量 8 / 10 目安 —
問題
tは実数とし,xy平面において曲線y=e−∣x∣,2直線x=t,x=t+1,およびx軸によって囲まれる図形をy軸のまわりに回転して得られる立体の体積をV(t)とする.
(1) V(t)を求めよ.
(2) V(t)の最大値を求めよ.
出典:大阪大学 1989年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問
方針
回転後は半径 ∣x∣ の円筒殻になる。区間が軸をまたがない場合は殻積分を用い、軸をまたぐ場合は左右が同じ半径で重なるので二重に数えない。最後に片側区間の開始半径を s≧0 として最大化する。
解答
(1)
V(t)=⎩⎨⎧2π{−tet+1−(1−t)et},2π{1−(1−t)et},2π{1−(t+2)e−(t+1)},2π{(t+1)e−t−(t+2)e−(t+1)},t≦−1,−1≦t≦−21,−21≦t≦0,t≧0.
例えば t≧0 では V=2π∫tt+1xe−xdx である。軸をまたぐ場合、半径は0から max(−t,t+1) までを一度だけ数える。
(2)
片側区間の内端半径を s≧0 とすると
W(s)=2π∫ss+1re−rdr,W′(s)=2πe−s(es+1−s).
よって s=1/(e−1) で最大となる。軸をまたぐ場合の最大値より大きいので
Vmax=e2π(e−1)exp(−e−11).
これは t=1/(e−1) または t=−1−1/(e−1) で実現する。