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大阪大学 1988年度
理系数学 第1問

問題

は正の整数とする.次式を2次式で割った余りをとおく.

(1) すべての正の整数について次の式が成り立つことを示せ.

(2) で割った余りをとおくとき,次の式が成り立つことを示せ.

出典:大阪大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

で割った余りだけを扱うため、計算の場では とみなす。(1)は の余りを掛け、出てきた を一次式に戻して係数を比較する。(2)は という対称性を使い、既知の合同式に を代入して余りを読み取る。

解答

(1)

で割った余りを考えるときは、差が の倍数であることを と表せる。定義より である。両式を掛けると である。右辺を展開して を用いると

一方、 で割った余りは定義により である。2次式で割った余りは一次以下に一意に定まるから、係数を比較して

を得る。

(2)

の割り算を明示すると、ある整式 を用いて と書ける。この等式で に置き換えると である。ここで だから、右辺の第1項は の倍数である。したがって で割った余りは である。余りの一意性より が成り立つ。