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大阪大学 1985年度
理系数学 第3問

問題

を実数とするとき,関数

について,次の問に答えよ.

(1) において極値をもつようなの範囲を求め,このとき極値はにおけるの最小値であることを示せ.

(2) 方程式において解をもつようなの範囲を求め,このときの解はただ1つに限ることを示せ.

出典:大阪大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

まず を求め、 となることを使う。(1)は が内部に1つある条件を調べ、 なら なのでその極値が最小値になる。(2)は端点値 と増減を組み合わせ、内部で0を横切るのが の場合だけであることを示す。

解答

である。微分すると である。また では なので である。

(1)

のときは であり、極値はない。よって とする。 と同値である。左辺は で1から2まで単調に増加するので、内部に解をもつ条件は である。これを について解くと である。

この範囲では であり、さらに

である。したがって は単調に増加し、ただ1回だけ負から正に変わる。よって はそこで減少から増加に移る。

したがって、このときの極値は における の最小値である。

(2)

端点の値は である。

まず の場合を考える。このとき または端点に近づくところを除いて であり、 は内部で増加しない。しかも だから であり、内部に解はない。

次に の場合を考える。このとき (1) より は一度だけ減少から増加に移る。

このうち なら である。また極小点より右側では は増加し、 であるから、 の少し左では である。よって中間値の定理により、 に少なくとも1つ解がある。

さらに、減少部分では は高い値から低い値へ一度だけ通過するので0を高々1回しか通らない。増加部分では、 の間は であるから、0を通らない。したがって、この場合の解はただ1つである。

一方、 なら であり、そこからいったん減少してから まで増加するので、内部では である。したがって内部に解はない。

最後に の場合は または端点に近づくところを除いて であり、 は内部で減少しない。しかも なので である。よって では であり、内部に解はない。

以上より、方程式 に解をもつための条件は であり、このとき解はただ1つに限る。