大阪大学 1983年度
理系数学 第4問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 関数、微分、積分、指数・対数
- 解法
- 接線・法線、文字消去、面積計算、三角比の利用
- 難易度
- 7 / 10 計算量 6 / 10 目安 25分
問題
曲線C1:y=x−c (c>0)と曲線C2:y=eax (a>0)が1点Pを共有し,その点において共通の接線lをもつとする.
(1) 点Pの座標およびcをaを用いて表せ.
(2) 2つの曲線C1,C2とx軸,y軸とで囲まれる図形の面積をaを用いて表せ.
(3) 曲線C1とx軸との交点をQとし,直線PQと直線lのなす角をθとする.aがどんな値のときtanθ=41となるか.
出典:大阪大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問
方針
共有点 P=(p,y) を置き、2曲線の値と導関数が一致する条件を使う。接線条件から y2=1/(2a) が出て、p,c も決まる。面積は C2 の下の面積から C1 の下の面積を引く。(3) は PQ と共通接線の傾きから角の正接を作り、最後に c>0 で根を選ぶ。
解答
(1)
共有点を P=(p,y)(y>0) とする。すると y=p−c=eap である。 C1 の導関数は 2x−c1 であり、C2 の導関数は aeax である。共通接線をもつので、点 P で 2y1=ay が成り立つ。したがって y2=2a1,y=2a1 である。
また eap=2a1 より ap=−21log(2a) だから p=−2alog(2a) である。さらに p−c=y2=2a1 なので c=−2alog(2a)+1 である。点 P は P=(−2alog(2a),2a1) である。
(2)
求める面積は ∫0peaxdx−∫cpx−cdx である。
まず ∫0peaxdx=aeap−1=a2a1−a1 である。また p−c=2a1 なので
∫cpx−cdx=32(2a1)3/2=3a2a1
である。
したがって面積は 3a2a2−a1 である。
(3)
C1 と x 軸との交点は Q=(c,0) である。直線 PQ の傾きは p−cy=1/(2a)1/2a=2a である。
共通接線 l の傾きは ay=a⋅2a1=2a である。したがって
tanθ=1+2aa/22a−a/2=1+aa/2
である。
これが 1/4 に等しいので 2(1+a)2a=161 である。整理して a2−6a+1=0 となり、a=3±22 を得る。
ただし c>0 より log(2a)+1<0 すなわち a<2e1 でなければならない。したがって適するのは a=3−22 である。