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名古屋大学 2009年度
理系数学 第4問(b)

問題

を正の整数とする.

(1) をみたす組をすべて求めよ.

(2) を3以上の素数とする.をみたす組のうち,を最小にするを求めよ.

出典:名古屋大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(b)

方針

分母を払った後,定数項を補って積の形にする。(1)はに変形し,正の整数条件から正の約数を列挙する。(2)も同様にとし,を確認してからを正の約数として扱う。が3以上の素数であることからの正の約数を6個に絞り,を比較して最小を決める。

解答

(1)

の両辺にを掛けると である。これを移項して とし,定数32を加えると である。

元の式ではでなければならないので である。したがっては32の正の約数である。とおくと を調べればよい。よって である。

(2)

同様に の両辺にを掛けると である。すなわち であり,を加えて を得る。

元の式より,正の項はいずれもより小さい。したがって である。そこで とおくと,は正の整数で を満たす。また であるから,を最小にするにはを最小にすればよい。 は3以上の素数なので,の正の約数は である。それぞれに対応するを比べると

である。 のとき,この中で最小はである。実際,であり, で,残りのはさらに大きい。したがって のとき最小となる。よって であり,求める組は である。