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名古屋大学 2008年度
理系数学 第3問

問題

曲線上の点,点 をとる.
から軸に下ろした2本の垂線と軸および曲線で囲まれた部分の面積をとする.
から軸に下ろした2本の垂線と軸および曲線で囲まれた部分の面積をとする.
このとき,となるようにがとれるの値の範囲を求めよ.

出典:名古屋大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

縦方向の面積 として表す。横方向の面積 は曲線を と見て, から まで 方向に積分する。等式 に変形される。あとは から, のときだけ右側に を取れることを示す。

解答

面積 は, から まで曲線 軸に挟まれた部分の面積である。したがって

一方, は横方向に見る。曲線 と表せるので, から までの高さで, 軸から曲線までの横幅を積分すればよい。よって

条件 であり,整理すると である。

ここで とおく。すると であるから, で減少し, で増加する。また で最小値をとる。 のとき, は減少部分にあり, である。一方, では は連続に増加し, を大きくすると もいくらでも大きくなる。したがって にただ1つ が存在して となる。この を満たすので,条件に合う。 のとき, は最小値である。 なら であり,増加性から となるので不可能である。 のとき, はともに より大きい。 はこの範囲で増加するため, なら となり,やはり不可能である。

問題では であるから,求める の範囲は である。