過去問データベース 過去問を探す

名古屋大学 2005年度
理系数学 第2問

問題

(1) 複素数を未知数とする方程式の解をすべて求めよ.

(2) (1)で求めた解(は実数)のうち次の条件をみたすものをすべて求めよ.
条件:を未知数とする3次方程式が,整数の解を少なくとも1つもつ.

出典:名古屋大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

(1)の多項式は初項 ,公比 と見るより, と確認するのが早い。したがって の6解から を除いた5個が解である。(2)は文系第3問と同じ判定で,各解を として3次方程式へ代入し,整数解候補を定数項の約数に限って調べる。

解答

(1)

与えられた多項式を とおく。直接掛けると

である。なお に代入すると なので, はもとの方程式の解ではない。

したがって の解は, の解のうち を除いたものである。 の解は

であるから,求める解は

である。

(2)

(1)の各解を として調べる。 のときは なので となり,整数解はない。 の場合, では である。整数解があるなら を調べればよいが,いずれも解ではない。 では であり, だから整数解 をもつ。 の場合, では であり, だから整数解 をもつ。 では であり,整数解があるなら を調べればよいが,いずれも解ではない。

以上より,条件を満たす解は である。