問題
サイコロを回投げて,3の倍数が回出る確率をとする.各について,を最大にするをとする.ただし,このようなが複数あるときは,最も大きいものをとする.
(1) を求めよ.
(2) のとき,を最小にすると,そのときのの値を求めよ.
(3) を求めよ.
出典:名古屋大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
3の倍数が出る確率は なので、 は二項型の確率である。隣接比 を求めると、 がどこまで増加し、どこから減少するかが分かる。最大にする は、同じ最大値が2つある場合は大きい方を選ぶので、 に分けて を決める。その表示から の最小値と極限を読む。
解答
(1)
さいころの目のうち3の倍数は の2つである。したがって1回で3の倍数が出る確率は である。よって
である。したがって
である。
(2)
(1)より となる条件は すなわち である。これは と同値である。
したがって、 はこの条件を満たす間は増加し、満たさなくなると減少する。最大値が2つ並ぶ場合は大きい方の を選ぶことに注意して、 を3で割った余りで分ける。 のとき、 で となるので、 が同じ最大値をとる。大きい方を選ぶから である。 のときは から へは増加し、その次から減少するので である。 のときも最大は である。よって
である。
これより
である。最も小さくなりうるのは第3の場合で、 は で増加する。したがって最小は 、すなわち のときであり、その値は である。
(3)
(2)の表示から、どの場合も はほぼ であり、差は高々1程度である。実際、 はいずれも で に近づく。したがって である。