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名古屋大学 2001年度
理系数学 第4問(a)

問題

を3以上の自然数とする.有限複素数列の各項はいずれも方程式の解の一つであり,かつ,関係式を満たしているとする.

(1) の中にが含まれ,が含まれていないとすれば,はいずれもの中に含まれることを示せ.

(2) のとき,(1)のような複素数列のとり方の個数を求めよ.

出典:名古屋大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(a)

方針

6乗根を6種類に分け、それぞれの出現回数を文字で置く。 は含まれないのでその個数を0とし、実部と虚部の和がともに0である条件を立てる。(1)は、もし または が含まれないと仮定すると、実部・虚部の条件から の個数が0になり矛盾することを示す。(2)は の個数方程式を解き、最後に同じ値をもつ項を含む数列の並べ方を数える。

解答

(1)

6乗根を

と並べる。

それぞれの出現回数を とおく。ここで は含まれないので、その個数は0である。また が含まれるので である。

和が0であることから、虚部を比較して を得る。また実部を2倍して比較すると である。

まず が含まれないと仮定する。これは を意味する。虚部の式から である。これを実部の式に代入すると すなわち となる。しかし なのでこれは不可能である。したがって は必ず含まれる。

同様に、 が含まれない、すなわち と仮定すると、虚部の式から である。これを実部の式に代入して すなわち となり、やはり に反する。よって も必ず含まれる。

(2)

とし、(1)と同じ記号を用いる。条件は である。

虚部の式から である。これを実部の式に代入すると より である。さらに である。

したがって個数の総和は である。 なので、 は正の整数である。上式から は偶数でなければならず、可能なのは だけである。したがって である。

つまり、6個の項は

に限られる。これらを数列として並べる通り数は、同じものが2個ずつあるので である。