問題
の外心(外接円の中心)が三角形の内部にあるとし,,,はを満たす正数であるとする.また,直線,,がそれぞれ辺,,と交わる点を,,とする.
(1) ,,,を用いてを表せ.
(2) の外心がに一致すればであることを示せ.
出典:名古屋大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
は直線 上にあり、同時に辺 上にある。与えられた関係式から と変形し、辺 上の内分点の形に合わせると が求まる。同様に 、 も表し、 が の外心である条件を に直す。最後は正数条件を用いて比の等式から を導く。
解答
(1)
与えられた条件は
である。これを
と変形する。
点 は辺 上にあるので、 を結ぶ直線上の点として
と表される。ここで なので、この点は実際に辺 上の内分点である。
上の関係式を代入すると である。したがって
を得る。
(2)
(1)と同様に、巡回的に
である。 は の外心なので である。この共通の長さを とする。すると
である。
いま の外心が に一致すると仮定する。このとき であるから
となる。
まず最初の2つを比べると である。整理すると すなわち である。 は正数なので であり、したがって である。
同様に、2番目と3番目を比べれば を得る。よって である。