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名古屋大学 1998年度
理系数学 第4問(b)

問題

平面上に楕円と直線を考える.このとき次の問に答えよ.

(1) この楕円と直線が二つの共有点をもつためにが満たすべき条件を求めよ.

(2) は(1)の条件をみたすとし,さらにとする.(1)における二つの共有点をとし,を原点とするとき,三角形の面積を最大にするの値,およびそのときの面積を求めよ.

出典:名古屋大学 1998年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(b)

方針

直線 を楕円に代入し、共有点の 座標が満たす二次方程式を作る。2共有点の条件は判別式で処理する。面積は とおいて行列式で表し、根の差を判別式から求める。最大化は の関数に直し、相加相乗または二次式の最大で決める。

解答

(1)

直線 を楕円 に代入すると である。両辺を36倍して整理すると を得る。この二次方程式が異なる2つの実数解をもつことが、楕円と直線が二つの共有点をもつ条件である。

判別式を とすると である。よって より すなわち である。

(2)

2つの共有点の 座標を とする。すると であるから、三角形 の面積を とすると

である。

二次方程式 の根の差は である。したがって である。

ここで とおくと であり、 である。積 より のとき最大となる。よって であるから である。このとき最大面積は である。

別解。最後の最大化は相加相乗でも処理できる。 で、和が と一定なので である。等号は 、すなわち のときで、同じ結論を得る。