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名古屋大学 1997年度
理系数学 第4問(b)

問題

(1) 多項式は実数)を考える.がすべて整数ならば,すべての整数に対し,は整数であることを示せ.

(2) がすべて整数の場合はどうか?

出典:名古屋大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(b)

方針

(1)は、から, , が整数であることを取り出し、任意の整数を連続整数の積を含む形に変形する。(2)はと平行移動し、が整数であることから(1)を適用する。

解答

(1)

とおく。仮定より は整数である。また が整数で、すでにが整数なのでも整数である。さらに が整数であるから、も整数である。

任意の整数について である。, より である。したがって と表せる。 はいずれも連続する2整数の積なので偶数である。は整数であるから、右辺は整数である。よってすべての整数に対しては整数である。

(2)

とおく。も最高次係数が1の3次多項式である。また はいずれも整数である。したがって(1)をに適用すると、すべての整数については整数である。

任意の整数 すなわちと書ける。このは整数であるから は整数である。よってこの場合も、すべての整数に対しては整数である。