問題
点と点とを通る直線が球面に接している.として,をの関数で表せ.
出典:名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問
方針
球の中心は原点なので,直線が球面に接する条件は「原点から直線までの距離が1」である。2点を とし,方向ベクトル を使って直線上の点を表す。原点から直線までの距離の平方を, の長さと方向への射影で表して1に等置し,得られる2次方程式を の条件で解く。最後に の例外を確認する。
解答
とおく。直線 の方向ベクトルは である。
球面 の中心は原点で,半径は1である。したがって直線 が球面に接することは,原点から直線 までの距離が1であることと同じである。
直線上の点を と表す。原点からこの直線までの距離の平方は である。ここで
である。距離の平方が1であるから である。分母は方向ベクトルの長さの2乗なので正であり,整理して を得る。さらに整理すると となる。 のとき,これを について解くと である。 だから選べるのは であり, である。 の場合も確認する。 のとき,上の方程式は となり, である。これは と一致する。一方, のときは となり,正の は存在しない。
したがって ただし であり, のとき条件を満たす正の は存在しない。