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名古屋大学 1988年度
理系数学 第3問

問題

原点を中心とする球面,平面とする.の定数と点に対して,次の条件を満たす球面上の点全体のなす集合をとする.であって,平面と点におけるの接平面とのなす角(の法線との法線とのなす角)がである.

(1) はどのような集合であるか,を用いて表せ.

(2) 平面とが共有点をもつためのの満たす条件を求め,点の存在範囲を図示せよ.

出典:名古屋大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

球面上の点を とする。球面の接平面の法線は 方向であり、平面 の法線は 軸方向なので、角の条件は に直る。さらに により符号が正に決まる。よって は平面 上の円であり、(2)はその円と直線 の交点条件、つまり原点から直線までの距離条件に帰着する。

解答

(1)

とおく。点 は球面 上にあるから である。

平面 の法線は 軸方向であり、球面 の点 における接平面 の法線は 方向である。したがって2つの法線のなす角が であることは を意味する。ただし より なので、絶対値は不要である。球面上では だから である。

よって

を満たす点全体である。すなわち である。

(2)

平面 の共有点を調べる。 上では なので、平面の式は となる。したがって、 と共有点をもつ条件は、 平面内の円 と直線 が共有点をもつ条件である。

原点から直線 までの距離は である。この距離が円の半径 以下であればよいから である。すなわち が求める条件である。

の存在範囲は で表される領域である。境界は すなわち であり、上下に開いた2本の曲線にはさまれる部分を含めた領域である。