問題
をを満たす実数とし,数列を次式により定める。
さらに数列を次式により定める。
このとき,以下の問いに答えよ。
(1) が最大となるを求めよ。
(2) のとき,極限値を求めよ。
(3) 極限値が最大となると,その極限値を求めよ。
出典:九州大学 2013年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
最初に を直接求めて微分する。(2)は のときの の周期を調べ、重み の等比級数として和を出す。(3)は では が を交互に繰り返すことから極限値を明示し、その最大を求める。 では粗い上界で に届かないことを示す。
解答
(1)
であり、 だから である。したがって である。これを とおくと である。 で を解くと より である。したがって である。端点では 、 であり、 なので、最大となるのは である。
(2)
のとき
となり、その後は を繰り返す。したがって
である。よって
である。等比級数を計算すると
である。
(3)
まず の場合を考える。このとき であり、その後は を交互に繰り返す。したがって極限値を とすると
である。微分すると であり、(1)と同じく で最大となる。このとき
である。
次に の場合を考える。この範囲では であり、それ以後の各 は高々1である。したがって
である。ここで なので、この範囲では には達しない。
以上より、極限値が最大となるのは であり、その最大値は である。