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九州大学 2012年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

以下の問いに答えよ。

(1) のとき,が成り立つことを示せ。

(2) のとき,が成り立つような正の数を1つ定めよ。

(3) のとき,

が成り立つことを示せ。ただし,は(2)で定めた値とする。

(4) 曲線と直線およびで囲まれた図形を軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ。

出典:九州大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

(1) は の単調性で示す。(2) は具体的に と取り、 の二階微分が (1) の非負関数になることを使う。(3) は (1)(2) から を得て、 で割ったあと、 が偶関数であることにより負の へ広げる。(4) は だから、外半径 、内半径 のワッシャーとして積分する。

解答

(1)

とおく。すると である。 では だから である。また である。したがって 、すなわち が成り立つ。

(2)

たとえば と定める。このとき とおくと、 である。(1)より だから である。また なので、 で0以上である。さらに だから、 である。よって が成り立つ。したがって条件をみたす正の数として を取ればよい。

(3)

まず とする。(1)(2)より であるから である。これを正の で割ると となる。したがって である。

次に のときを考える。関数 は偶関数であるから、 とおけば

である。よって、(2)で定めた に対して が成り立つ。

(4)

(1)より、 では である。したがって、曲線 、直線 、直線 で囲まれる図形を 軸のまわりに回転すると、断面は外半径 、内半径 のワッシャーになる。

よって体積 である。ここで

であり、 より

である。したがって

である。