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九州大学 2011年度
理系数学 第3問

問題

数列

をみたしているとする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) とするとき,一般項を求めよ。

(2) の値を求めよ。

(3) とするとき,

をみたす最小の自然数を求めよ。

出典:九州大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

正接の倍角公式で と表す。(1)では として、正接の周期 から偶奇で値を整理する。(2)は倍角公式を逆向きに使う。(3)では のため角度の分母から2の因子が十分に消えており、条件は に帰着する。

解答

(1)

正接の倍角公式 より、 とおくと である。 だから である。 では である。 では、 は3で割ると が奇数のとき2、偶数のとき1に合同である。したがって

である。まとめると

である。

(2)

とおくと、 である。倍角公式から である。よって となり、 である。正の解を選んで である。

(3)

である。条件

であることを意味する。正接の周期は なので、これは の整数倍であることと同値である。 では は少なくとも を因数にもつ。したがって、すべての で成り立つためには であればよい。すなわち である。

であるから、最小の自然数 である。