過去問データベース 過去問を探す

九州大学 2011年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

関数 について,以下の問いに答えよ。

(1) の範囲で,方程式がただ1つの解をもつことを示せ。

(2) 上の(1)で存在が示されたに対して,の範囲で,方程式がただ1つの解をもつことを示し,その値を求めよ。また,曲線上の点における法線の方程式を求めよ。

(3) 上の(2)で求めた法線と曲線および軸とで囲まれた図形を,軸のまわりに回転させてできる回転体の体積を求めよ。

出典:九州大学 2011年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

まず を求める。(1)は に直し、単調増加と値域で一意性を示す。 では各項の符号から とわかる。(2)は だから が単調増加し、 から解が とわかる。(3)は法線と曲線がともに 軸の下側にあることを確認し、外半径 、内半径 の差で体積を積分する。

解答

(1)

であるから であり、さらに である。

まず で考える。この範囲では なので、 すなわち と同値である。ここで で単調増加する。実際、微分すると である。また である。したがって はこの範囲にただ1つの解をもつ。

次に では であるから である。よってこの範囲には の解はない。したがって において、方程式 はただ1つの解 をもつ。

(2)

(1)で得た より右側では である。したがって は単調増加する。

ここで である。さらに であり、 で単調増加するので、方程式 の解は のただ1つである。

この点での曲線上の点は

である。接線の傾きは なので、法線の傾きは である。したがって法線 すなわち である。

(3)

法線 であり、 では である。また曲線は である。 では両者は一致し、 では法線の方が下にある。

したがって 軸のまわりに回転すると、外半径は で、内半径は である。よって体積は である。

まず

である。また を用いると

である。部分積分により なので である。

したがって