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九州大学 2011年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

として,以下の問いに答えよ。

(1) 初項と漸化式

で定義された数列がある。このとき,

により定まる数列の一般項をを用いて表せ。

(2) 初項と漸化式

で定義された数列がある。このとき,

により定まる数列の一般項をを用いて表せ。

(3) のとき,

を証明せよ。

出典:九州大学 2011年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

(1)は等比数列をそのまま対数に移す。(2)は の両辺の常用対数を取り、 という一次漸化式に直す。定数項を含む等比和を丁寧に計算する。(3)では によって初期対数が0になり、分子は に比例、分母は に比例して増えることを示す。

解答

(1)

漸化式 より、数列 は初項 、公比 の等比数列である。したがって である。常用対数を取ると

である。

(2)

とおく。漸化式 の両辺の常用対数を取ると である。また である。

この漸化式を繰り返すと

である。よって である。

(3)

のとき、 である。(1)(2)の結果より であり、 である。 より、 はどちらも負であり、特に である。

したがって

である。ここで より速く増大し、例えば であるから である。よって定数倍しても極限は0であり、 が示された。