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九州大学 2008年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

関数

と定める。以下の問いに答えよ。なお,自然対数の底をとし,必要ならばであることを用いてよい。

(1) の増減を調べよ。また,の最大値および最小値を求めよ。

(2) 実数に対して,とおく。におけるの最小値を与えるの値を求めよ。

出典:九州大学 2008年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

(1)は左右の定義を別々に微分し, では では の大小で増減を読む。(2)は とおくと左半分が の右側関数と同じ形になることを使い,重み付きの絶対値積分に直す。 となる位置 を用い, を少し動かしたときの符号付き長さの差から最小条件を求める。

解答

(1)

では であり,微分すると である。この範囲では なので であり, で減少する。 では である。したがって で増加, で極大, で減少する。

値は である。関数 で増加するので, より である。よって最小値は で,これは で取る。最大値は で,これは で取る。

(2)

について である。そこで の関数 を用いると, と書ける。 で増加する。 に対して, となる がただ1つ存在する。まず の場合を考える。 を少し増やしたとき, の部分は積分値を増やし, の部分は積分値を減らす。重みを考えると である。したがって となる。 では なので,この範囲での最小は のときである。 より だから,確かにこの場合に含まれる。

次に では,同じ考え方により である。ここでは かつ なので となり,最小点は現れない。

したがって求める に対応する値で,

である。