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九州大学 2005年度
後期・理系数学 後期 第5問

問題

を実数,とする.ただし,とする.

(1) を満たす行列を求めよ.

(2) のとき,を用いて(1)のを表せ.

(3) (2)のに対して,となるを求めよ.

出典:九州大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第5問

方針

(1) は与式を と整理し、 を使って の逆を求める。(2) は を代入し、半角公式 により を三角関数で表す。(3) は (2) の行列が角 の回転を表すことを、加法定理に対応する積の形で確認し、3回の合成が恒等変換になる角を求める。

解答

(1)

与えられた式 を整理すると である。すなわち である。

ここで

であるから、 である。したがって であり、 となる。さらに なので、 である。行列で書けば

である。

(2)

とする。半角公式より である。したがって (1) の結果から であり、行列表示は

である。

(3)

(2) の形の行列を

と書く。加法定理を用いて行列の積を計算すると である。したがって である。 となるには であればよい。これは すなわち を意味する。条件 より であるから、この範囲にある だけである。よって となり、 である。