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九州大学 2005年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

関数を用いて,数列

と定める.ただし,は実数で,かつとする.

(1) 数列の一般項を求めよ.

(2) を求めよ.

(3) の最小値とする.任意のについてが成り立つことを示せ.

出典:九州大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

漸化式に を代入し、固定点 からのずれ を見ると等比数列になる。 より公比 の間なので、絶対値和も等比級数として処理できる。(3) は平方完成により と表し、 の絶対値が毎回 倍されることから厳密な減少を示す。

解答

(1)

である。したがって漸化式は となる。ここで とおくと、 より である。また であり、 だから である。よって となる。 より であるから、 である。したがって である。

(2)

(1) の式から

である。 なので である。よって

(3)

平方完成すると である。したがって最小値は であり、 である。特に なので、絶対値を付けても である。

(1) より であるから、 である。 かつ より、 である。したがって任意の について が成り立つ。

別解。(2) は数直線上の移動距離としても見られる。 であり、公比が正で より小さいので、 は初項 から極限 へ向かって同じ向きに近づく。したがって移動距離の総和は、初項から極限までの距離に等しく である。