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九州大学 2004年度
理系数学 第1問

問題

に対してとおく.ただし,とする.

(1) の値を求め,のときの関係式を求めよ.また,これらを用いての値を求めよ.

(2) に対してであることを利用して,次の不等式を示せ.

(3) 極限を求めよ.

出典:九州大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

まず部分積分で の漸化式を作り、そこから まで順に計算する。(2)では により積分を に落とし、残る階乗部分を で評価する。(3)は漸化式を足し合わせて を得て、(2)から を示すことで有限和の極限を決める。

解答

(1)

である。 とする。部分積分により

である。したがって

よって である。

これを用いると である。

(2)

では だから、 に対して

である。

ここで を示す。 では両辺とも2で成り立つ。 から への倍率は であり、 なら である。したがって右辺の倍率3以上で増えるので、すべての で上の不等式が成り立つ。

よって

である。以上より が示された。

(3)

(1)の漸化式を から まで足し合わせると である。 だから となる。

一方、 の絶対値は である。(2)より であり、右辺は で0に近づく。したがって である。

ゆえに となるので、求める極限は である。