過去問データベース 過去問を探す

九州大学 1995年度
理系数学 第3問

問題

だ円 の第1象限内の部分と,直線および軸で囲まれる部分をとし,の面積をで表す.また,の内部および周上の点のうち,がともに整数であるものの総数をで表す.次の問に答えよ.

(1) を求めよ.

(2) 極限値を求めよ.

出典:九州大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

によって楕円を単位円に移す。すると直線は になり、領域は中心角 の扇形に対応するので面積が出る。格子点は楕円の 座標範囲から の3本だけを調べればよく、 での整数 の個数が主項になる。

解答

(1)

とおく。すると楕円 に移る。また直線 は、 を代入して となる。

したがって対応する領域は、単位円の第1象限内で、 軸と角 をなす半径に挟まれた扇形である。この扇形の面積は である。変換 によって面積は 倍になるので である。

次に格子点を数える。楕円の第1象限内では であるから、整数 だけである。 のときは、直線と 軸に挟まれるため のみである。 のときは楕円上で となるので、これも のみである。 のとき、直線上の高さも楕円上の高さも で一致する。したがって を満たす整数 の個数は である。

以上より である。

(2)

床関数の性質より

である。したがって であり、 である。一方 なので

である。