問題
1辺の長さが1である正三角形△ABCにおいて,辺AB上に点P0,P1,⋯⋯,Pn,⋯⋯,辺BC上に点Q0,Q1,⋯⋯,Qn,⋯⋯,辺CA上に点R0,R1,⋯⋯,Rn,⋯⋯が,P0は辺ABの中点,PnQnは辺BCに垂直,QnRnは辺CAに垂直,RnPn+1は辺ABに垂直(n=0,1,2,⋯⋯)となるように配列されているとする.
(1) APn=xnとおく.xnとxn+1の関係を求めよ.
(2) xnを求めよ.
(3) 三角形△PnBQn,△QnCRn,△RnAPn+1の面積の和をSnとする.n→∞limSnを求めよ.
出典:九州大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
解答
(1)
正三角形を
A=(0,0),B=(1,0),C=(21,23)
と置く。APn=xn なので Pn=(xn,0) である。
辺 BC の傾きは −3 だから、PnQn の傾きは 31 である。辺 BC 上の点を Qn=(1−2u,23u) とおく。Qn が Pn を通り傾き 31 の直線上にあることから 23u=31(1−2u−xn) である。これを整理して u=21−xn を得る。したがって Qn=(43+xn,43(1−xn)) である。
次に CA の傾きは 3 なので、QnRn の傾きは −31 である。Rn は CA 上にあるから Rn=(v,3v) とおける。QnRn の傾きを用いると
3v−43(1−xn)=−31(v−43+xn)
である。整理すると v=83−xn となる。最後に RnPn+1 は AB に垂直、すなわち鉛直であるから Pn+1=(83−xn,0) である。よって xn+1=83−81xn である。
(2)
(1)より xn+1−31=−81(xn−31) である。P0 は辺 AB の中点なので x0=21 である。したがって
xn−31=(−81)n(21−31)=61(−81)n
であり、xn=31+61(−81)n である。
(3)
まず3つの三角形の面積を xn で表す。△PnBQn は底辺 PB=1−xn、高さ 43(1−xn) だから [PnBQn]=83(1−xn)2 である。
また、座標計算により [QnCRn]=323(1+xn)2 である。さらに
Rn=(83−xn,83(3−xn)),Pn+1=(83−xn,0)
なので [RnAPn+1]=1283(3−xn)2 である。
したがって
Sn=83(1−xn)2+323(1+xn)2+1283(3−xn)2=1283(21xn2−30xn+29).
(2)より xn→31 であるから
n→∞limSn=1283(21⋅91−30⋅31+29)=1283(37+19)=63.