問題
数列を,,で定めるとき,次の問に答えよ.
(1) すべてのに対しておよびが成り立つことを示せ.
(2) の値を求めよ.またのときが成り立つことを示せ.
(3) とし,とおく.のとき,を示せ.
出典:九州大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問
方針
基本式 と を作る。(1) はこれらから と単調減少を帰納的に示す。(2) は を求め, では であることを使って分母 を上から押さえる。(3) は と の形が二乗評価に合わせて作られていることを使い,数学的帰納法で示す。
解答
(1)
まず
である。 であり, なら右辺は正なので である。よって帰納法により,すべての で が成り立つ。
次に
である。 より右辺は正なので である。したがって がすべての で成り立つ。
(2)
まず である。したがって
である。
(1) より数列は より大きく単調減少するので, では である。基本式 において だから である。よって が成り立つ。
(3)
まず のときを確認する。 なので である。一方, だから である。
次に,ある で が成り立つと仮定する。(2) より であるから である。ここで なので
である。したがって が成り立つ。数学的帰納法により が示された。