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九州大学 1991年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

とおく.

(1) を示せ.

(2) 次式であることを示せ.

(3) とおくと,の関数とみなせる.これをと表す.のとき,の範囲で,個の相異なる解をもつことを示せ.

出典:九州大学 1991年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

(1) は余弦の和積公式から直接示す。(2) は (1) の漸化式 を使い, の多項式であることを帰納法で示す。次数が本当に であることは,最高次の係数が消えないことを確認する。(3) は と置き, での微分の比として求める。 から 個の を得て, の単調性で相異なる になることを示す。

解答

(1)

余弦の和積公式 を用いる。 とすると である。したがって が成り立つ。

(2)

であるから, はそれぞれ 次式, 次式である。

(1) より である。いま 次式, 次式であると仮定する。このとき 次式であり,そこから 次式 を引いても最高次の項は消えない。したがって 次式である。

よって帰納法により, 次式である。

(3)

に対して,ただ一つの を満たす。 であるから, において

である。 では なので, と同値である。したがって となり,範囲 から を得る。

このとき である。 で単調に減少するので,これらの はすべて相異なる。よって の範囲で ことが示された。