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九州大学 1984年度
理系数学 第4問

問題

で定義され,となる連続関数で,導関数はつねに正なるものとする.

(1) このとき,なるに対して,関数は最大値をもつことを示せ.

(2) とくに,とするとき,の最大値をを用いて表せ.

出典:九州大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

(1) は を見る。 なので は単調に増加し、 と極限条件から となる点がただ1つ存在する。その前後で の符号が変わることを示す。(2) は とし、積分を計算して代入する。

解答

(1)

を微分すると である。

また なので、 で単調に増加する。さらに であり、 であるから、十分大きい では となる。連続性より、ある が存在して となる。単調増加性により、この はただ1つである。 では だから である。一方、 では だから である。したがって まで増加し、その後減少する。よって は最大値をもつ。

(2)

のとき、(1) の条件は のもとで考える。最大となる点は を満たすので である。

また であり、整理すると である。

したがって最大値は である。これを整理して を得る。