過去問データベース 過去問を探す

京都大学 2025年度
理系数学 第3問

問題

は自然対数の底とする.において定義された次の関数を考える.

実数を満たすとする.曲線上の点における接線に垂直で,点を通る直線をとする.直線軸と交わる点の座標をとする.の範囲を動くとき,の取りうる値の範囲を求めよ.

出典:京都大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

接線に垂直な直線の傾きを, から求める。 とおくと,条件 となり, の分母も で整理できる。 軸との交点は直線の式に を代入して と表し, を代入して1変数関数にする。最後は端点 と内部の停留点 ,および が含まれないことを確認して範囲を決める。

解答

とおく。 より である。

まず だから,曲線 における接線の傾きは である。したがって,これに垂直な直線 の傾きは である。

は点 を通るので,その方程式は である。 軸との交点では であるから,その 座標 すなわち を満たす。

ここで

である。したがって

よって の値域を調べればよい。

微分すると

では かつ であるから, で減少し, で増加する。したがって最小値は でとり,

である。また最大値は右端 でとり, である。なお は範囲に含まれないが,そこで最大・最小を与えるわけではない。

以上より, の取りうる値の範囲は である。