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京都大学 2025年度
理系数学 第1問

問題

次の各問に答えよ.

問1 は虚数単位とする.複素数が,絶対値が2である複素数全体を動くとき,の最大値と最小値を求めよ.

問2 次の定積分の値を求めよ.

(1)

(2)

出典:京都大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

問1は と極形式でおき, の一次式まで落とす。絶対値そのものではなく2乗を最大・最小化すれば,平方根を取る段階で符号の心配がない。問2(1)は分子を3項に分け, と整理して基本積分に帰着する。(2)は で半角の正負が決まることを確認して に直す。半角公式を使わず,分子分母を有理化して と見る別解も自然である。

解答

問1

とおく。このとき

であるから,

である。したがって

であり,両端の値は実際にとれるので, となる。よって最小値は ,最大値は である。

問2

(1) まず被積分関数を3つに分けると,

である。ゆえに

したがって求める値は である。

(2)

では である。半角公式より

である。よって

別解。問2(2)は有理化してもよい。 では だから

である。したがって

となり,同じ値を得る。