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京都大学 2025年度
文系数学 第4問

問題

座標平面において,曲線,曲線,直線を考える.

(1) 点と異なる点でと接し,さらにとも接するような直線がただ一つ存在することを示せ.

(2) の共有点をとし,その座標をとする.また,の共有点をとし,の共有点をとする.曲線の部分,線分,および線分で囲まれる図形の面積を求めよ.

出典:京都大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

となる。 の接点の 座標を とし,左右それぞれの場合で接線の傾きと切片を出す。 への接線条件は,同じ傾きの接線の切片を比べればよい。接点は負側に一意に決まり,面積は に分けて, を積分する。

解答

(1)

は絶対値を外すと

である。 とは異なる点で接するので,接点の 座標は0ではない。

まず における接線を考える。このとき使う式は で,傾きは である。接線は となる。一方, に傾き の接線を引くと,接点の 座標 を満たし,その接線の切片は である。ここで とすると である。したがって切片一致の条件は である。これを整理すると となり, に反する。よって正側では条件を満たさない。

次に とする。このとき の式は で,傾きは である。接線は である。 側で同じ傾きの接線の接点を とすると より である。切片が等しい条件は である。整理すると となるので である。したがって接線は である。

以上より,条件を満たす直線はただ一つであり, である。

(2)

(1)より であり, である。また であり, の共有点は

である。

求める図形は, から まで,曲線 が上,直線 が下になっている部分である。ただし で式が変わるので,積分を分ける。 では だから,上下の差は

である。 では だから,上下の差は である。よって面積

である。計算すると

であり,

である。したがって である。