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京都大学 2024年度
文系数学 第5問

問題

関数のグラフのの部分をとする.このとき,下の条件を満たすような正の実数について,座標平面の点が動く領域の面積を求めよ.

と直線は二つの異なる共有点を持つ.」

出典:京都大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第5問

方針

曲線はの部分だけなので,に置き換える。放物線と直線の共有点条件は,についての2次方程式が異なる2つの正の解をもつ条件になる。和・積・判別式から,の不等式を得る。は正なので,の三角形から,判別式が正になる下側境界を考えればよい。この下側境界が正か負かで積分区間を分けて面積を求める。

解答

曲線の部分である。そこで とおくと,であり, である。また直線は である。共有点の座標は すなわち を満たす。

と直線がで異なる2つの共有点をもつことは,この2次方程式が異なる2つの正の解をもつことと同値である。2つの解をとすると,より自動的に成り立つ。正の2解をもつためには,さらに と,判別式が正であることが必要十分である。

したがって より である。また判別式について であり,整理すると となる。

よって求める領域は で表される。ここで下側の境界 が正になる範囲を調べる。方程式 と同値であり,正の解は である。したがって,では下側境界がこの曲線になり,では下側境界はになる。

よって面積

である。すなわち

となる。計算すると

である。