京都大学 2011年度
文系数学 第4問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 図形と方程式、積分
- 解法
- 絶対値の処理、面積計算、定積分評価
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 15分
問題
xy平面上で,連立不等式
⎩⎨⎧∣x∣≦2,y≧x,y≦∣43x2−3∣−2
を満たす領域の面積を求めよ.
出典:京都大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問
方針
まず ∣x∣≦2 の条件から、絶対値の中身 43x2−3 が常に0以下であることを確認する。上側の境界は y=1−43x2 となるので、直線 y=x と放物線の上下関係を調べる。面積は、x≦1−43x2 が成り立つ範囲だけを積分区間に取り、上から下を引いて求める。
解答
条件 ∣x∣≦2 より 0≦x2≦4 である。したがって 43x2−3≦43⋅4−3=0 なので、この範囲では 43x2−3=3−43x2 である。よって第3の不等式は y≦3−43x2−2=1−43x2 となる。
したがって領域は −2≦x≦2,x≦y≦1−43x2 を満たす部分である。ただし、このような y が存在するためには x≦1−43x2 が必要である。これを整理すると 3x2+4x−4≦0 であり、3x2+4x−4=(3x−2)(x+2) だから −2≦x≦32 である。
よって求める面積は ∫−232{(1−43x2)−x}dx である。原始関数は x−2x2−4x3 なので、
∫−232(1−43x2−x)dx=[x−2x2−4x3]−232=(32−92−272)−(−2−2+2)=2710+2=2764.